未熟児網膜症
- 【未熟児網膜症とは】
早産で生まれ、未熟性の高い赤ちゃんに起こりやすい、網膜に血管の異常が生じる病気。
血管の異常が進んで網膜剥離が起こり、失明する危険もある。
経過観察しているうちに自然治癒することも多いが、血管の異常が進行してきたときは、進行を止める治療をする。
- 【未熟児網膜症の原因】
網膜の血管は、4ヶ月のころから育ち始め、生ま
れる直前に網膜全体にいきわたる。早産だと、血
管が完成しないうちに生まれるので、トラブルが
起こりやすい。未熟児で生まれ、保育器内での酸素投与や呼吸
窮迫症候群、交換輸血などの条件が重なると、
網膜の血管は異常な発育をして網膜を引っ張り、
網膜はく離を起こす危険がある。- 【未熟児網膜症の治療】
最近は保育器の中の酸素濃度を調整したり、こま
めに検査をしたりして網膜剥離の予防に力を入れ
ている。経過観察
定期的に診察を受ける
光凝固法
血管の異常が進み、網膜剥離の恐れが出てきたときは、血管がまだ伸びていない部分の網膜にレーザー光線を当てて進行を抑える。液体窒素ガスを使う方法(冷凍凝固)もある。進行を止めるために、何回か光凝固法の治療を行うと、網膜にダメージを与え、視力障害を起こすこともある。
未熟児網膜症は、数年経ってから網膜剥離を起こすこともあり、幼児期は定期的に検査を受けたほうがよい。
